高血圧の疑いがあり、血圧を測る人

あれだけ正しい生活習慣や塩分控えめの食事で予防をしていたつもりなのに、ある日、血圧を測ったらなんと"高血圧"だというではありませんか!?どれだけ気を付けていてもなる時はなるのです!問題はこれからどう対処していくかという事です。

気を付けていても高血圧になってしまった時は?

健康診断や人間ドックなどで高血圧という診断を受けてしまった時は慌ててしまったり不必要に心配してしまうものですが、すぐに改善策を実行することで重症化を避けることができます。
まず、飲酒する習慣がある方は節酒することを心がけてください。
アルコール飲料というのは、飲用することにより一時的に血流が良好になり血圧が低下する様子が見受けられます。
ところが、過度に飲み過ぎてしまうと血圧を高める要因になるのです。
過剰摂取が続いた場合には、心疾患の危険性が急激に高まり危険な状態になります。
個々により適量には大きな差異があるものの、一般的に健康増進に効果的であると言われているのは、日本酒であれば一合でビールなら中瓶1本です。
焼酎においては半合弱とされており、女性の場合は男性の半分からおよそ3分の2が最適な量とされています。
飲酒を楽しんでいる時に同じ話を繰り返したり、眠気を感じるといった場合は飲み過ぎという判断を下しましょう。
次に、喫煙の危険性を正しく理解しておくことも大切です。
健康に対して極めて大きな悪影響を与え、高血圧も引き起こすと言われている喫煙ですが、実は明確に関係性があるとは発表されていません。
しかし、煙草を吸うことにより血圧が上昇することは研究の結果判明しています。
しかも、動脈硬化を発生させやすい上に脳卒中や心筋梗塞の引き金になることもわかっているのです。
また、メタボリックシンドロームと大きな関係性があるとされており、高血圧と組み合わさるととても危険です。
つまり、明確な関係性は判明していないものの、高血圧な方は煙草の本数を減少させ、早い段階で禁煙した方が良いでしょう。
このように、重大な病気に繋がりやすいので生活を見直すことが最善です。

高血圧には油断できない様々な合併症があります

高血圧の合併症はたくさんありますが、代表的なのが脳梗塞です。
脳の血管が細くなりコレステロールなどが詰まると、血液の循環が阻害されます。
脳に血液が送られないと脳細胞は死んでしまうので、血管が詰まった場所によって知覚障害や意識障害など重い症状が現れます。
脳卒中で死亡した日本人のおよそ60%が脳梗塞とされます。
またくも膜下出血にもなる恐れがあります。
脳は頭蓋骨の中に存在しており、頭蓋骨のすぐ下には透明な薄い膜が蜘蛛の巣のように張り巡らされています。
脳に送られる血液はくも膜下の下を通っていますが、この部分に動脈硬化や動脈瘤があると、血圧が上がった時に血管が破裂して、猛烈な頭痛や吐き気を引き起こします。
ほとんどのケースで発症直後は意識不明になり、出血量が多いと死んでしまうこともあります。
高血圧は心臓の疾患も引き起こします。
狭心症は、高血圧によって血管に負担がかかりすぎると、血管壁が傷ついてコレステロールが蓄積しやすくなります。
血液の通り道が狭くなると、血液の流れが悪くなって心臓の筋肉に酸素や栄養があまり届かなくなります。
狭心症では心臓の筋肉が酸素や栄養が不足しているのを知らせるために、激しい胸痛や圧迫感を引き起こします。
完全に血液が送れなくなると、心臓の細胞が死んでしまうのでポンプ機能を果たせず、心不全になることもあります。
さらに高血圧は腎臓にも負担をかけます。
腎臓では糸球体で体内の老廃物を濾過していますが、高血圧が続くと糸球体の毛細血管に動脈硬化ができるので、濾過機能を失ってしまいます。
血液中のBUNやクレアチニンの値が老廃物の蓄積具合を示しており、目安の30%以下の濾過機能しかない状態を腎不全といいます。

正しい高血圧の治療・改善方法

高血圧を治療、改善していくためには、まずは生活習慣を見直していく必要があります。
血圧を薬で下げることができるのですが、あくまでも対処療法になりますので、薬の服用をやめてしまえばすぐに血圧が高くなってしまう恐れがあります。
ですから高血圧を下げるためには、薬だけに頼るのではなく食生活をはじめとした生活習慣を見直す必要があるのです。
食生活の見直しで大切なことは、お腹いっぱいに食べすぎないということです。
いつもお腹いっぱいまで食べてしまうと、肥満やどうに役効果の原因になってしまい、血管や心臓に負担をかけてしまいます。
腹八分目ほどを心がけて、カロリーや塩分を摂りすぎないようにしましょう。
それから食べる時間も重要です。
不規則な時間に食事をしたり、深夜の間食などはよくありません。
朝昼晩と毎日決まった時間に腹八分目の食事をとるようにすることが、高血圧を改善するための最初の一歩になります。
またアルコールの取り過ぎなど、暴飲暴食にも気をつけましょう。
暴飲暴食は高血圧だけでなく、様々な生活習慣病の下人にもなりますので控えるようにしましょう。
そして暴飲暴食は何も食べ過ぎたり飲み過ぎたりすることだけではありません。
食べな過ぎたり、水分の補給が少な過ぎてもよくありませんから、何事も適度にとるようにしましょう。
食事の内容としては塩分を控えた、野菜を多めにしたメニューにして、高カロリーにならないようにしていくとよいでしょう。
食事の他には、定期的に有酸素運動をすると高血圧の改善につながります。
有酸素運動で身体を動かすようになると、心肺機能を上昇させる効果があり、血液の循環もよくしてくれます。
何事も無理なくできることから始めていきましょう。
それらに取り組んだ上でそれでも高血圧の状態であるならアテノロールなどを使って改善すると良いでしょう。
その他にも高血圧症の薬ではアダラートがあり、主成分のニフェジピンの働きによって血管を拡げて血の流れをよくします。
それによって血流が促進されることによって血圧が下がる仕組みになっています。
アダラートはカルシウム拮抗薬に分類されていて、安全性が高いので高血圧症の薬として多くの人に使用されています。
また、ACE阻害薬に分類されるコバシルも高血圧治療において第一選択されており、効果と安全性がとても高いことが特徴の高血圧治療薬です。